会話で名前や話の一部を聞き取れなかったら、分からなかった箇所を短く示して、もう一度教えてもらう方法があります。分かったふりで相づちを続けるより、必要なところだけ確認してみましょう。
この記事では、初対面やデートなどの会話で使える、一般的な聞き返しの例を紹介します。聞き取れなかった理由や相手の性格を判断するものではなく、会話の内容を確かめるための提案です。
聞こえなかったのは、名前・言葉・話の内容のどれか
「え?」だけで聞き返すと、相手が何を繰り返せばよいか迷う場合があります。聞けた部分があれば、それを残して尋ねてみてください。
- 名前が聞こえなかった:「お名前のところを聞き取れませんでした。もう一度教えてもらえますか」
- 言葉が聞こえなかった:「○○の後の言葉を、もう一度お願いできますか」
- 意味を確認したい:「その○○は、どういう意味で使っていますか」
音が聞き取れなかった場合と、言葉の意味を知らない場合は、分けて伝えて構いません。知らないことを隠すために、違う意味だと決めて話を進める必要はありません。
聞き取れなかったときの4段階
- 1箇所を示す名前・言葉・意味を分ける
- 2短く頼むもう一度教えてもらう
- 3確かめる必要なら読み方や内容を復唱
- 4戻るお礼を添え、話の続きを聞く
名前を聞き直すときは、呼び方まで確認できる
自己紹介で名前を聞き取れなかったら、できれば呼ぶ必要がある前に聞き直してみましょう。時間がたってから気づいた場合も、そのまま尋ねられます。
最初に教えてもらったのに申し訳ないのですが、お名前をもう一度確認してもよいですか。
読み方や区切りが分からない場合は、「○○さん、で合っていますか」と確認します。呼び方についても、「どのように呼べばよいですか」と本人の希望を聞けます。距離を縮めるために呼び捨てや愛称を使う必要はありません。
文字で見せてもらう場合は、本人が希望する方法を相談してください。確認のために連絡先の交換や身分証の提示を求める必要はありません。
話の一部だけなら、聞けた部分を添える
長い話を丸ごと繰り返してもらう前に、どこまで聞けたかを伝える方法があります。
週末に出かけた、というところまでは聞けました。場所の名前をもう一度教えてもらえますか。
自分の理解を確認したいときは、推測を決定事項にせず質問にします。
私の聞き違いかもしれませんが、来月から始める予定、という意味で合っていますか。
相手が訂正したら、その内容を受け止めます。確認をきっかけに、相手が話していない事情まで詳しく尋ねる必要はありません。
もう一度聞いても分からない場合は、方法を変える
同じように繰り返してもらっても分からないときは、短い言葉にしてもらう、文字で見せてもらう、場所を変えるなどの案があります。どれを選ぶかは相手にも相談しましょう。
まだ名前の部分がうまく聞き取れません。差し支えなければ、文字で見せてもらえますか。
周りの音が気になる場合は、「ここだと声が聞き取りづらいので、少し場所を変えてもよいですか」と言えます。相手の話し方を責める表現や、急に大声を求める言い方を避け、自分が困っている状況を伝えてみてください。
相手が詳しく話したくなさそうなら、確認を終えても構いません。すべての言葉を把握することより、本人が話す範囲を尊重します。
自分が聞き返されたときの返し方
どの部分か分かれば、そこを短く伝え直します。名前なら、読み方を区切るなど、相手が確認しやすい方法を選べます。
○○です。読み方は○・○です。この呼び方でお願いします。
聞き返された回数だけで、相手の関心の低さを判断しないでください。内容を変えて説明する、聞きたい箇所を尋ねるなど、今できる対応に戻れます。
会話へ戻るときは、短いお礼で十分
確認できたら、「ありがとう。○○のことですね」と添えて、相手の話の続きへ戻ります。何度も謝り続ける必要はありません。
聞き返すときのチェックリスト
- 聞こえなかった部分と、意味が分からない部分を分けた。
- 相手が繰り返す箇所を短く示した。
- 推測した内容は、確定せず確認した。
- 名前の確認を、連絡先や個人情報の要求に広げていない。
- 確認後は、お礼を添えて話へ戻れている。

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