一緒に出かけたときの写真は、撮ってよいか、保存してよいか、誰に見せてよいかを分けて確認する方法があります。撮影を了承してもらったからといって、SNSでの公開も了承済みとは考えないようにしましょう。
ここでは、写真撮影と投稿について相談する一般的な文例を紹介します。法律上の権利や責任を判断する記事ではありません。撮影場所やサービスのルールは、その場の案内も確認してください。
撮る前に、何を撮りたいか伝える
カメラを向けてから尋ねるより、先にひと言相談する方法があります。「写真いい?」だけでなく、相手一人を写すのか、二人で写るのかも添えてみましょう。
二人で写真を一枚撮ってもよいですか。撮らなくても大丈夫です。
相手の返事がはっきりしないときは、いったん撮影をやめて構いません。「一枚だけだから」と繰り返したり、断った理由を聞き出したりする必要はありません。すでに撮影を了承してもらっていても、その日のすべての場面で撮ってよいとは決めないでください。
撮影と公開を分ける4つの確認
- 1撮る前写ってよいかを聞く
- 2撮った後使う写真を一緒に見る
- 3投稿する前公開先と情報を確認する
- 4希望が変わったら保存・公開の扱いを相談する
撮った写真は、使う前に見てもらう
撮影後は、相手が写真を確認できるようにします。複数枚あるなら、どの一枚を使うかを分けて相談してください。補正や切り抜きも、自分の判断だけで相手の希望を満たしたと考えないようにしましょう。
この写真は残しておいてよいですか。気になるものがあれば、私の端末にある写真を一緒に確認して削除します。
自動保存や共有の設定が分からない場合は、すべてのコピーを消したと約束せず、確認できた範囲を伝えます。分からない機能は、使っている端末やサービスの公式案内で確認してください。
SNSへ載せたいときは、公開先も具体的に伝える
投稿の相談では、写真だけでなく、文章、名前、タグ、場所の情報を見てもらう方法があります。自分のアカウントを相手が知っているとは限りません。
この写真を、私の○○のアカウントに載せたいと思っています。公開範囲は○○です。顔・名前・お店の情報は、この内容で出してもよいですか。迷うようなら投稿はやめます。
「親しい人しか見ない」「すぐ消える投稿」と自分が考えていても、それだけで相手も問題ないと判断しないでください。返事が来るまでは投稿しない、確認できなければ人物の写った写真を使わない、といった選択ができます。
顔を隠した場合も、服装や同行者、説明文から分かることがあります。加工すれば確認不要とはせず、載せる内容全体を相談しましょう。
自分が撮られたくない・載せたくない場合の文例
撮影自体を断る場合と、投稿だけを断る場合は、分けて伝えられます。
- 撮影を断る:「今日は写真に写りたくないので、撮影はなしにしてください」
- 投稿を断る:「写真は一緒に見てもよいですが、SNSには載せないでください」
- 名前を出したくない:「投稿する場合も、私の名前やアカウントは付けないでほしいです」
詳しい事情まで説明しなくても構いません。撮影や投稿に応じることを、相手への好意を示す条件にしないようにしましょう。
後から「消してほしい」と言われたとき
先に了承してもらっていたとしても、まず何を取り下げてほしいかを聞き、自分が操作できる範囲を確認します。
分かりました。私の投稿から外します。別の場所へ共有したものがないかも確認して、対応した内容を伝えます。
まだ対応していない段階で「全部消えた」と伝えないようにします。自分では操作できない共有先がある場合も、分かっている状況を隠さず相談してください。
撮影・投稿前のチェックリスト
- 撮られることへの希望を、撮影前に聞いた。
- 使用する写真を相手に見てもらった。
- 投稿先・公開範囲・文章・タグを分けて確認した。
- 店や施設の撮影ルールを確認した。
- 断られた場合や希望が変わった場合の意思を尊重している。
写真については、撮影前と投稿前に、それぞれの希望を確認するところから始めてみてください。

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